Thunderbolt 2 接続の1RUストレージ LaCie 「8big Rack」
NAB2014でデモがありました、LaCieが 「8big Rack」の出荷を開始したようです。(日本での販売は現時点で未確認)
1RUに8個のHDDを搭載し、Thunderbolt 2接続の外付けストレージ、といった製品です。
非常にシンプルですが、その機能を見ると既存のDASやNASの考え方も変えてしまうかも、、と思える代物です。
紹介ビデオにもありましたが、注目点は2つあります。
- Opticalケーブルで60mまで離れた場所に設置可能
- デイジーチェーンで増設可能
2つともThunderboltであるが故の機能ですが、非常に重要なポイントになります。
既存イメージだと、Thunderbolt接続の外付けハードディスクは、デスクの脇に置かれることを思い浮かべますが、60m延ばせるとなるとラックルームに置くことが可能です。
60m延ばすケーブルは、Corningから出ています。
ラックルームに置けることは、メンテナンス的に考えると嬉しい話で、トラブル防止に繋がります。
そしてデイジーチェーンでこの1RUを重ねていくことができるので、増設が簡単です。
デイジーチェーンは6つまで可能。現在の筒形Mac Proには6つのThunderbolt 2のポートがあるので、6 x 6で36個の「8big Rack」を、1台のMac Proにデージーチェーン接続できるということになります。
スタンドアローンでそんなに容量があっても、、、と思われるかもしれません。
ただ、この繋がったMac ProをNASサーバーに見立てれば、共有ができないことでもありません。
内部の転送スピードが速いでので試す価値あると思います。
まとめ
ファイルベース運用はストレージ容量に常に課題があります。クラウドもありますが、編集を考えるとNAS、DASはある程度は必ず必要で、増設などを考慮できるものが嬉しいはずです。
今後4K時代には容量はあればあるだけ良い!ってことも言えるので、メンテナンス、スペース効率などを考えると検討できる一品だと思います。
ただアクセスするスタッフが20~30人とかになると、ちょっと難しかもしれませんね。。