SDI入力可能なストリーミング&レコーディングデバイス Epiphan 「Pearl」
Video over IPカテゴリの製品を当サイトでも幾つか紹介してきましたが、そのほとんどはHDMI入力で、RTMPなどで配信するといったものでした。
今製品は、SDIでの入力可能で、多彩なストリーミング出力フォーマットの使用を可能にした製品になります。
Epiphan 「Pearl」
まず見た目がなんともオシャレな形をしています。全面のタッチパネルモニターで操作やプレビューが出来ます。
入力はSDI x2、HDMI x2、VGA x2あります。ただし、キャプチャできるのはその中の2入力のみ。
ネットワークで繋がっているPCからブラウザGUIによる操作で、上の写真のようなレイアウトを作成出来ます。
入力解像度はSDI/HDMIは1920×1080になります。なのでスケールをいろいろと調整してくれます。そして特徴の一つは、ストリーム出力の解像度が4K(3840×2160)まで対応していることです。
4Kの入力が出来ないので、4Kビデオをそのまま出力は出来ません。HDサイズなどを4Kにアップスケールして出すことが可能、というものです。
そんなの意味ないじゃん!って思うかもしれないですが、、今は4K過渡期なので、配信テストには有効と考えてもいいのかなと思います。
配信フォーマットはRTMP、RTSP、HLSといったもの対応していて、コーデックもH.264やMotion JPEGが使用できます。
もう一つのレ―コーディング機能ですが、1TBのローカルストレージに60fps/1080Pでの録画(H.264、MP4、Motion JPEG)が可能です。
ただし、ビットレートが100 – 9,999 kbit/sec、音声サンプリングレートは44khzまでと、少し物足りない感があります。
まとめ
PCが必要なく、SDI信号をストリーミング配信できることは、実際の現場で使用出来るイメージが高まります。
できれば、、メディアプレーヤーも装備していて、入力信号とスイッチ出力できる、なんて機能があったらもっと良かったのに、、と思います。
入力信号が断になった時に、フィラー素材やお待ち素材なんてものがサクッと送出できると面白いです。
とはいえ、価格が$5,219.95と抑えられているので、いろいろと検討できるかもしれません。