ビデオルーターの今② – Snell Sirius800

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前々回”ビデオルーターの今“でEvertzのEXE-VSRを紹介しましたが、実際10GEで構築するとビデオパッチに難があります。

ルーター(スイッチ)死んだらどうする?って考えだすと少々導入に勇気と割り切りが必要になりそうです。

今回は逆に正当進化版とも言えるビデオルーターです。

Snell Sirius800

白物家電冷蔵庫って感じの風貌ですが、とにかく機能盛り盛りです。

こちらも豊富なモジュールを組み合わせて使用するタイプで、4K含むSDI、ASI、AES/EBU、MADI等など入力できます。

最大の売りは、AHP (Advanced Hybrid Processing) と呼ぶ機能です。

AHP

入力された信号をディエンベしてルーティングし、エンベして出力するのですが、そのエンベ/ディエンベ間でさらにプロセッサーが働きます。

そのプロセッサーの内容が、

AHP

かなり豊富にそろっています。

さらにマルチビューワ機能も付いてます。

 

考え方として、”このルーターさえあればペリフェラルでいろいろ用意する必要はなくなります”、のようですね。

もう一つユニークな機能が、BCNコネクタが光ります。

ushiro

コレいい!です。放送中に手を突っ込むときなんて相当ビビりますから、抜きたいコネクタが光るなんてとっても有難いです。

 

放送機器の場合、多機能ってことが必ずしも良いってことにはならないのが実情です。壊れたら全滅ですから。

そして“パッチで逃げる”、という作業はシステム全体像を知らなくても系統図さえ見ればできてしまうので、すごく良いわけです。

このSirius 800もパッチさせるのはIN/OUTのみなので、結果集中管理システムとなります。そうなるとたまに来るスタッフが扱えるものではなくなり、常時スタンバイできる保守スタッフが必要になります。

なのでオペレーション体制をしっかり考えられるかで、この製品の価値が変わる気がします。

 

ところで、SnellはQuantelに買収されたようですね。

海外放送機器メーカーは統合が激しいです。

 

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