小型な12SDI入力マルチビューワ― decimator 「DMON-12S」
マルチビューワ―、といえばEvertz MVPやMiranda Kaleido、国内だとFor.Aやアルビクスを思い浮かべます。
何れも高機能で、タリー連動はもちろん、ビデオルーターとの連動などに対応して、送出マスターやサブに使用されたりします。
その分、ラックマウントタイプで高価なイメージがあり、マルチビューワ―を簡単に導入するイメージは待てませんでした。
ただ最近4画面程度の小型で安価なマルチビューワ―がいろいろと出てきており、そういった需要が増えてきていると感じていた中、とうとう12画面入力可能な小型マルチビューワーが発売されました。
DECIMATOR 「DMON-12S」
昨年までは10入力だった製品が12入力になって再登場しています。
今年のNAB2014での紹介ビデオです。
USB接続されたPCから制御できるソフトウェアがあるようですが、その辺りの情報は見当たらず。
入力はSDIのみ。出力はSDIとHDMIが付いており、マルチビューワー画面を出すか、選択された一つの映像を出すことも可能なので、モニタ切り替えとしても使えます。
何といってもBNCがギッシリ詰まったその外観は、インパクト大です。
GPIが付いているので、全く何もできないという感じではないですが、この小ささからいって据え置きよりもポータブルで使用するイメージが強いかもしれません。
シンプルさがある一方、使いどころが限られてしまう感もあります。が、$2,000前後で買える値段は、なんとも魅力です。
それにしても海外放送機器メーカーのロゴデザインは、特徴ありますね。。そういったキャッチ―なところに意識の差を違いを感じてしまいます。