ヨーロピアンなオーディオコンソール – LAWO crystal
LAWOのオーディオミキシングコンソール、crystalのデザインが新しくなりました。
以前はコチラ↓。
ん~好みが分かれるところですが、手元を置く場所に滑り止めのようなガードが新しく設けられて、丸み帯びた感じがなくなりました。
実際このデザインが大きな特徴でもあったのですが、、、改めてcrystalの紹介をしたいと思います。
オーディオコンソールは大型ですとインターフェース部とフェーダーユニット(コントロールサーフェス)が分かれていますが、中型小型になっていくにつれ一体型になることが多いです。
このcrystalは最大24フェーダーまで拡張できので小型とは言い切れないですが、インターフェース部としての1RUのベースユニット本体があり、写真のフェーダーユニットにはLANコネクタと電源入力しかありません。
ケーブル取り回しは全てラック内で完結できるので、音声卓をすっきりさせたい時などには嬉しいスタイルです。本当を言うとフェーダーユニット側にヘッドフォンアウトやスピーカーアウトがあるともっと嬉しいですが、そもそもコントローラーという立ち位置なので仕方がないです。
もう一つの魅力は、VisToolというタッチ操作コントロールソフトで制御やリアルタイムのパラメータ表示が可能であるということ。
このVisToolソフトウェアはネットワーク上に配置したPCにインストールして1RUの本体にアクセスして使用するものです。
ディスプレイ内の表示したいパラメーターなどは自分でカスタマイズできるようになっています。
本体の音声入力インターフェースは、マイク/ライン/AESが基本で、オプションでMADI/SDIエンベデッド音声/RAVENNAなどが用意されています。
1RUの筐体なので入出力数は控えめですが、MADIでルーティングを組んでいる場合にはかなり効率の良いスッキリとしたシステムが組めそうです。
またGPIOもあるので、ビデオスイッチャ―との連動も可能です。
ちなみに、写真だとフェーダーユニットがすごくコンパクトに見えますが、実際は写真イメージより大きいものと思ったほうがいいです。
というのはフェーダー間の距離が割とあるので、これも好みが分かれてしまいます。
LAWOサイトではラジオ放送向けとなっていますが、機能が充実しているので活用できる現場はたくさんあると思います。
なんといっても見た目がオシャレなので、音声卓にこれがあれば目を引くこと間違いありません!