今どきのビデオスイッチャー
番組を制作する上で欠かせない放送用ビデオスイッチャー。
役回りとして複数台のカメラ映像をスイッチすることから始まり、タリー連動でVTRを動かしたり、フレームメモリーで静止画取り込んだりとだんだんと進化を重ねて、今では ”何でもこなします”的な売り内容で比較されるものになりました。
ちょっと前は“マルチビューワー付き!”が流行ってましたが、今では当たり前の機能になっちゃいましたね、。
で、タイトルで“今どきの”としていますが、放送局での“今どき”ではありません。
現在ビデオスイッチャーの進化を後押ししているのが、ネット上のライブ中継サービスです。
これはもう、仕事で関わるかどうかでまったく知識・興味が分かれてしまうところでしょう。ただ現実に新興スイッチャー軍たちは既存のスイッチャーにない機能をたくさん持ち合わせています。
その新興スイッチャーたちの機能は、
- バーチャルセット付き
- ファイル収録可能。NASとしても機能し、FCPとかで編集できて、スイッチャー側でファイル再生できる。
- テロップが打てる。
- 直接ネットライブ配信できる。
機能はまちまちですが、方向性としてはワンマンオペレーション、可搬型、ネットライブOK、といったところでしょうか。
製品のカタチとしては大きく分けて3つ。
・ターンキー売り … SDIカード装備済みPC型タイプ。コンパネが付いてたり。
・ソフトウェア売り … PCや入出力カードは自分で揃えてタイプ。
・オリジナル … PC型ではないハードウェアになっているタイプ。
InterBeeなどでも見れるTricasterがターンキータイプの筆頭でしょう。
ソフトウェア筆頭はWirecastでしょうか。
オリジナルはSony AWS-750
あとCerevoから発売予定のLiveWedgeも期待しています。
今回紹介しきれないほどビデオスイッチャーは今熱いです。
なので “今どきのビデオスイッチャー” は連載していきます。どうぞよろしくお願いします!