Sonyのコンテンツ管理クラウドサービス 「Media Cloud Services」

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2013年から開始されているSony「Media Cloud Services」。

一見巷のクラウドドライブサービスと何が違うかわからなかったので、無料アカウントでお試しさせていただきました。

まずは紹介動画から。

Sony Ci – Welcome to Workspace from naive studio on Vimeo.

チーム連携して、プレビューして、承認して、粗編して、、といったワークフローがクラウド上で出来そうな感じがしますね。

サービスレベルはストレージ容量と機能の差によって幾つかに分類されます。無料で利用できる範囲は、

  • 5GBストレージ
  • 5GBのアップロード /月
  • 10GBのダウンロード /月
  • 一人利用のワークスペース
  • 一人分のユーザーアカウント
  • 機能:VideoReview
  • 機能: AudioReview
  • 機能: RoughCut

といったところです。有料版(Company)には“AudioSync”, “VideoLog”, “FrameMatch” という機能が備わっているようですが、詳細は不明です。

まず無料アカウントを作成し、サインインします。

ci_login

ブラウザーで操作するのはもう当たり前ですね、、、今のところはSafariかChromeのWebKitベースのブラウザーに対応しています。

ci_12

ログインすると、ダッシュボード画面が現れます。チーム作業の場合はここにWorkspaceを新たに作成ことが出来そうですが、無料は“My Workspace”の一つのみ。

My Workspaceタイルのアイコンと背景は変更できます。ちょっとGoogle+に似てるかな?

My Workspaceタイルをクリックすると、My Workspaceにいきます。

【Workspace画面】

ci_21

まずビデオファイルをアップロードしないと始まらないので、左下の“Upload”をクリックしてアップロードします。対応するフォーマット仕様は探せなかったのですが、H.264のMOVとMP4ラッパーはアップロードして再生できました。

ここでサムネイルを選択し、画面右側にあるボタン “VideoReview”、“RoughCut”、“AudioPreview”をそれぞれクリックして作業が開始できます。

まずVideoReviewを見てみます。

【VideoReview画面】

ci_33

レビュー機能ということで、単なる再生プレーヤーではありません。まずタイムコードが上部に表示されます。

チームでビデオをチェックするために、右側にはSNSライクなコメントタイムラインが用意されています。停止点でコメントを入れるだけでなく、丸や四角、矢印、フリー線なども画面上に挿入することが出来るので、細かい指示も表現できるようになっています。

右下隅にLike / Dislikeボタンもあるので、承認作業を簡易的に済ますことも可能です。

また、コメントを入れた挿入TCにはマーカーが付き、そのマーカー点はAvidやFinal CutのXMLファイルとしてエクスポート出来ます。

 

次にRoughCutを見ていきます。

【RoughCut画面】

ci_4

前述のMy Workspace画面でカット編したいビデオファイルサムネイルを複数選択し、RoughCutボタンをクリックすると上記RoughCut画面に飛びます。

左側に選択したサムネイルが並んでいるので、その一つをクリックするとプレビュー出来るようになります。

下位置のタイムライン上でIn/Outを決めクリップ化し、右側のCut Listに並べていきます。Cut Listがいわゆるシーケンスとなり、Playを押すとクリップを連続再生します。

違うビデオファイルから作成したクリップの連続再生であっても、その繋ぎ目はごく普通に、スムースに再生されます。

こちらも編集点をエクスポートできます。こちらの対応は現状Final CutとVegas Proのみのようです。

 

もう一つのAudioReviewですが、VideoReviewの音声版といったところでした。

 

わかったこと

とにかく、ブラウザーでここまで出来るか~というくらい、GUIの見た目はノンリニア編集ソフトと遜色ない感じになってます。

クラウド利用ということで、レスポンスはローカル作業と比べると落ちるものの、ストレスたっぷりって程ではないです。

このMedia Cloud Servicesは、Amazon AWSを利用しているようで、そういった見方でお試しするのも良いと思います。クラウドサービスを使ったクラウドサービス、ってことになりますね。

 

….で、実は筆者がこのMedia Cloud Servicesで一番注目しているのは、ファイルアップロードにasperaを利用できることです。

Aspera Upload

For paid accounts, we support the widely renowned Aspera Connect plugin, which supports pause, resume, and improves efficacy on unreliable networks.

Media Cloud Services “Futures“ページより

残念ながら有料アカウントのみの機能なので、お試しは出来ていません。高速転送が可能なasperaをクラウドサービスで利用できるのは興味深いです。

ただ転送という表現ではなく、“アップロード”と謳っているので、“ダウンロード”には対応してない?、、という気にもなり、そこは未確認となります。

 

asperaと言えばいろんなサーバータイプ・ライセンスがあって、ちょっとわかりにくい部分もあったのですが、今年になってaspera Driveというものをリリースしています。

こちら、巷のクラウドドライブサービス(Google DriveやOneDriveなど)と近いイメージでasperaを利用できるというもの。

この辺りも今後注目していきたいと思います。

 

今回お試しした 「Cloud Media Services」、既にハリウッドメジャー系で使用されてるようなので、日本でも使われてる方々がいらっしゃるかと思います。

海外など遠方とのやり取りが頻繁に行われる場面では、かなり重宝するサービスだと感じました。今後まだまだ機能拡張が予定されているようなので、要チェックです。

 

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