VFX+3D合成+映像編集ソフトウェア FXHOME 「HitFilm 3 Pro」
映像編集ソフトといえば、何を思い浮かべますでしょうか。Final Cut Pro、Premiere Pro、Media Composer、EDIUS Pro、Smoke、、
ではビジュアルエフェクト・3D合成系ソフトと言えば?After Effects、Motion、Nuke、Flame、Fusion、などなど。
他にも沢山ありますし、それぞれの価値があるのでどれがベストとは言えません、、、が、それぞれを完全に使いこなすことが出来れば、良い作品を制作することが出来ると思います。
ただ、、“使いこなす”までにはやはり時間がかかります。例えば、Final CutやPremiereはバッチリだけど、After Effectsはちょっと苦手ってこと、あると思います。(筆者はその一人。。)
そこで今回、先日バージョンアップのリリースがあったソフトウェア「HitFilm」を紹介します。
FXHOME 「HitFilm 3 Pro」
正直筆者は今回のバージョンアップリリースを知るまでHitFilm自体を知りませんでした。
HitFilmは2011年から販売され、現在はバージョン2(HitFilm 2 Ultimate)になります。
GUI(上写真)の見た感じは編集ソフトを扱える人であれば、ほぼマニュアル要らずで行けそうな感じがしますが、HitFilmの特徴は、このタイムライン編集だけでなく、コンポジット(合成)とVFX編集が出来ることです。
合成&エフェクトタイムラインと編集タイムラインはタブで切り替えられるようになっているので、素材の行き来はし易すそうです。
それと上の紹介ビデオはトラッキング操作の映像になりますが、HitFilm 3 Proにはトラッキングで有名なmochaのHitFilm版(mocha HitFilm 4.0)が備わっているようです。
その他180のエフェクトと130のプラグインが備わり、3Dモデルの読み込みも出来て、$299というお値段になっています。
記事投稿時点でHitFilm 3 Proは購入もお試しもできなかったので、HitFilm 2 Ultimateをお試ししてみました。
お試し版はYoutubeへの書き出しのみで、SDサイズで30秒まで。 で、3時間かけてVFXしてみた作品がコチラです。
Youtube 48p/60p動画時代にこの画質はお恥ずかしいですが、、After Effectsが苦手な筆者でも空に飛行物体を飛ばすことはできました。(雑ですが、、)
※飛行物体の3DモデルはHitFilmには備わってませんでフリー素材を使用しました。
※デモ版は動画の最後にHitFilmの広告が挿入され書き出されます。
また雨を降らせたり、煙や炎を出したりといったことはかなり簡単に表現することができます。プラグイン要らずというのは納得です。
ただ、After EffectsやFCP、Premiereなどを使い続けたクリエイターにとって、いくら安くてもなかなかソフト移行するキッカケってないんじゃないかな、、
と思ったりもしましたが、ターゲットはプロクリエイターだけじゃないかもしれません。個人レベルでも編集やVFXをこれからやりたいユーザー、、Youtuberとかにはハマるかもしれません。