HDMIをWebカメラにするアダプター Magewell 「XI100DUSB-HDMI」
最近、各地で評判に上がっているMagewellの“キャプチャー・ドングル”を紹介します。
Magewell XI100DUSB-HDMI
ドングルっていうと、ソフトウェアのKey解除用USBドングルを思い出しますが、インタフェースの変換を行う小型の装置のこともドングルと呼ぶようで、本機はそちらに属します。
HDMI信号をUSB3.0でキャプチャーできる製品なのですが、既存にある製品群とは少々毛色が違います。
ドライバーが必要なく、プラグイアンドプレイで動作する。
というのが最大の特徴で、それはDirectShowで動作するWEBカメラのように使用できることを意味します。
例えば、ソフトウェア(Flash Media Live EncoderやWirecast)でライブストリーミングする時に、ビデオカメラをWEBカメラのように扱えないかな~と思うことありませんか?
本機はまさにソレを簡単に実現させてくれる機器となります。
ユーザーによる紹介動画がいろいろありますが、詳しく紹介してるのがコチラ。
USB2.0でも使えるようですが、HDにはならないようです。(未確認)
US$400以下なので4万円前後。とあるユーザー評価フォーラムサイトで遅延は2、3フレというコメントがあり、音声ミキサー別という現場ではちょっと工夫が必要かもしれません。
ちなみに、SDIバージョンもあります。(XI100DUSB-SDI) お値段は一緒です。
本機機能を持つ似た製品はSKNETのMonsterX U3.0R 。価格は2万円切ってますし、国内だとMonsterXを選択しやすいです。が、ドライバは必要になります。
またMagewellは日本での販売店が見つけられていない(2014年9月現在)ので、何れにしても少々様子見にはなりそうです。
まとめ
ライブストリーミングをする時に、 HDMI信号を直接ハードウェア(LiveShellなど)でFlashストリーミングしてもいいのですが、それだとテロップやCGを入れるのにそれなりのビデオスイッチャーとテロッパーが必要になってしまいます。
また最近のソフトウェアビデオスイッチャーを使い、テロップやCG、バーチャルセットを活用したいところですが、HDMIキャプチャーカードを挿せるそれなりのタワー型PCを用意しないといけません。
本機はそういう場面で使うもので、ノートパソコンひとつで手軽に、だけどいろいろやりたい!ユーザーには最適です。
、、、なのですが、そもそもどうしてビデオカメラメーカーからWEBカメラって発売されないのでしょうか。。
WEBカメラも結構いいものがあるにはあるのですが、ズームやフォーカスなどビデオカメラ風に使うにはやっぱり厳しいです。
、、、以前はライブストリーミング需要ってそこまでじゃなかったので仕方がないですが、そろそろWEBカメラ機能が備わったビデオカメラが数多く出て欲しい!という、まとめでなく、願望となります。。
あ、、USB3.0のケーブル最大は3mだった、、、ん~なんだか切ない。。