低レイテンシーH.264エンコーダー/デコーダー VITEC「MGW Sprint」
当サイトでも幾つかご紹介している”Video over IP”カテゴリですが、IBC2014でもいろいろと話題になると予想されますが、その一つをご紹介します。
VITEC「MGW Sprint」
H.264エンコーダー/デコーダーですが、特徴は低レイテンシーであること。
ユニキャスト/マルチキャストともに、4ミリ秒という、1フレーム以下の遅延で伝送を可能にするというものです。
この種の製品は国内メーカーから幾つか出てますが、比較しても1フレーム以下というのはスゴイです。
後面はいたってシンプルです。エンコーダー/デコーダーの入力/出力にSDIとHDMIを持ちます。
【主な仕様】
ストリーミング:RTP/RTCP
ビデオフォーマット:H.264/5~40Mbps
オーディオフォーマット:PCM/48~196Kbps
入力解像度:
- 1024x768p50/60/75
- 1280x800p50/60
- 1366x768p50
- 1280x720p25/29.97/30/50/59.94/60
- 1920x1080p23.976/24/25/29.97/30
まとめ
当サイトで安価なHDMI over RTMPをいろいろと紹介していますが、基本的にはUstreamなどのプラットフォームに向けて配信するものだったりします。
ただ、WOWZAなどのストリーミングサーバーを持てば、独自にRTMP配信を管理できるので、やろうと思えば素材伝送にも使えると思っています。ですがRTMPをSDIにする場合、パソコンで受けて全画面にしてHDMI出力をさらにSDIに変換して、、、、なんて考えると、ライブ中継素材伝送なんかに使用するには少々不安が残ります。
やはり今製品のようにエンコーダー/デコーダーでしっかりSDI入出力をフォロー出来る、RTP/RTCPあたりの配信がより現実的ではあります。ただ数万円ってわけにはいかなくなるのも事実です。
…逆に、RTMPデコーダーでSDI/HDMI出力付き!、なんて製品が出ればな~なんて思います。PCレスでRTMPデコーダー。
よくよく考えると、Chromecastあたりがそれに一番近い製品なのかもしれません。。。
先日の24時間めちゃゆるテレビをChromecastで見ていたときに、そんなことをふと思いました。