1つのカメラで、9つのマルチショット可能な4Kライブストリームカメラ Movi
CES2016で登場した、特徴あるライブストリーミング用カメラ、 Movi です。
Movi
カメラは一つしかありませんが、確かにスイッチングしています。
仕様を見ると、Sony製の4Kセンサーを搭載しています…。なるほど、1280 x 720の9画面分、ということになります。
4Kで引き画で撮っておいて、編集時にマルチカメラ割りするという手法、筆者も音楽ライブ撮影時にはよくやります..。
ただ編集時にそれをやるとなると、結構な手間になるので、スイッチングセンスがある方には、とても魅力的な機能です。
Video仕様(抜粋)
Video Resolution – Capture 4K Video – MP4 Recording only 720p30 up to 20Mbps Video – iOS Preview 720p30 up to 5Mbps Video – Streaming and Recording 720p30 up to 5Mbps Video Codec H.264 製品 Tech Specs ページ より抜粋
ビデオ仕様は潔くて好印象です。720p30で十分な場面、たくさんあると思います。
もう一つ、気になるオーディオ仕様があります。
オーディオ仕様(抜粋)
Audio Mixer Stereo/Mono, Meter, Gain control, 2 inputs – internal stereo microphones and external audio input via iOS External audio input Via iOS device 1/8″ audio input (over WiFi) – mix internal microphone with external audio input. Audio codec AAC 製品 Tech Specs ページ より抜粋
本体にはステレオマイクが装備されているものの、外部音声入力はありません。
…が、iOSデバイスに接続されたマイクを、WiFi経由で入力できるという仕様になっています。しかもカメラ本体マイクと外部入力マイクをミキシングできます。
確かに、映像は720pでもいいですが、音声をしっかりおさえておけば、コンテンツ価値は上がります。インタビューとかも、iPhoneマイクでやってしまうのもいいかもです。
今現在$299でPre Order中のMovi。記載を見ると2016年5月に発送予定となっています。
またMoviはアメリカのライブ配信プラットフォーム“Livestream”が製造販売しているので、他プラットフォームへのライブストリーミングはできなさそうです。
LivestreamのCEOも、ライブストリーミングだけでなく、1カメによるマルチカメラ編集をリアルタイムで出来ることを強みとして説明されています。
4Kである理由、うなづけます。
スマホやタブレットをビューファインダー、もしくはスイッチャー代わりにするのは、すでに定番です。
2本指でズーム…な時代です。