ポータブルな HEVC ハードウェアエンコーダー Vitec MGW ACE
Vitecは、NAB2015でコンパクトサイズのHEVCエンコーダー MGW ACEを発表しました。
Vitec MGW ACE
HEVC、といえば “4Kのため”、という印象ですが、MGW ACEの解像度は1080Pまで。ただHEVCはH.264の半分で同等画質というのがウリですので、4Kでなくても本来は積極的に使ってみたいものです。
Video Inputs
- 1 x 3G/HD-SDI/SD-SDI/Composite CVBS (SMPTE 259M-C, SMPTE 292M, SMPTE 274M, SMPTE 296M, SMPTE 424M, SMPTE 425M)
- 1 x HDMI v1.3 (support for HDCP and non-HDCP protected sources)
- 1 x DVI-I (analog & digital)
Audio Inputs
- 1 x SDI Embedded audio
- 1 x HDMI Embedded audio
- 1 x Analog unbalanced stereo audio, AC-coupled (RCA Female)
- 1 x Balanced analog stereo audio (XLR)
製品カタログより抜粋
オーディオはエンベデッドだけではなく外部入力にも対応されています。
Network Protocols
Output Streams:
- UDP TS
- RTP TS
- RTSP
- RTP TS with ProMPEG forward Error Correction (SMPTE 2022)
Peripheral:
- HTTPS, NTP, SSH, SAP
製品カタログより抜粋
基本的には拠点間でのネットワーク配信が主だと思うので、ニュースや取材の素材伝送などの利用が想定されます。
あとは、、HEVCデコーダーを用意しなくてはいけないのですが….とりあえずVLCプレーヤーで再生するでもいいかもしれません。
HLSプロトコルですが、Elecard が HEVCのテストストリーミング をされています。VLCでストリーミング再生すると、おじさんが料理している映像が見れます..。
※ページ内にある拡張子が.m3u8のURLを、VLC→メニュー “メディア”→“ネットワーク ストリームを開く” に入力すると再生されます。
Vitec もHEVCデコーダーカード HDM850+ があるので、SDI / HDMI に戻したい場合は検討できそうです。